私は潰瘍性大腸炎で、いろいろあって↓
現在、人生2度目の人工肛門(ストーマ)生活をしています。
15年前の1度目の人工肛門の時より、装具の機能・性能、着け心地もすごく良くなっています。
今日は私が使用している装具とストーマケアについて書いていきますね。
人工肛門はお腹に穴を開けて腸の一部を出して、そこから便が排せつされるんですが
便を我慢することが出来ないので、出てきた便を受けて溜めておく袋をぶら下げています。
皮膚に貼る面板と便を溜める袋が一緒になっているワンピースと
面板と袋が別々になっているツーピースがあって、私はツーピースを使用しています。
↑こういうものが、お腹に貼ってあります。
これを数日おきに張り替えるのですが、張り替える頻度は、どこに人工肛門を作ったかなど
便の状態や汗の量などでも変わってくるので、人それぞれです。
私は大腸を全摘出していて 便が水様から泥状なので、3日に1回の交換です。
交換の途中に便が出てこないように、朝起きて飲んだり食べたりする前に交換しています。
お風呂場で交換する方もいると思いますが、私は部屋で交換しています。
ぬるま湯で流したり、飲んだり食べたりする前でも便が出てくることもあるので、パンツとお腹の間にペット用のオシッコシートを挟んでいます。
(医療用や介護用のものよりペット用の方がお安いのと、ウサギを飼っているので常に家にあるので)
①面板を剥離剤を使ってはがします
3Mキャビロン皮膚用リムーバー
②人工肛門の周りの皮膚を洗います
私は、刺激がなく お肌に優しくて泡で出てくる こちら↓を使用
ケアセラベビー泡の高保湿ボディウォッシュ
指で泡をクルクルして洗えたら、ティッシュペーパーで優しく拭き取ります。
(ティッシュペーパーじゃなくて医療用や赤ちゃん用のコットンガーゼの方がお肌には優しくていいと思いますが、私はティッシュペーパーでも大丈夫です。)
③ぬるま湯で流します
お風呂で交換される方はシャワーで流せますが、私は部屋で交換しているので こちら↓を使用
100円ショップで売ってます。
正しい使い方はお好み焼きにマヨネーズを線状にかけるものだと思います(笑)
ぬるま湯で流した後は、ウエットティッシュでベトベトやヌルヌルが残っている所をふきます。
(ウエットティッシュはノンアルコールでほぼ水でできているもので)
④人工肛門周りの皮膚の保護をします
左:コンバテック バリケアパウダー
右:3Mキャビロン非アルコール性被膜スプレー
人工肛門の周り2mmくらいに薄くパウダーをつけてからスプレーをかけます。
乾いたら、皮膚保護シール↓を貼ります。
ホリスター アダプト皮膚保護シールスリム
これを写真右側くらいの大きさに切って、手で練り練りして、ストーマの周りに貼ります。
⑤面板を貼って 採便袋をつけます
右:ホリスター ニューイメージ ロックンロール
左:ニューイメージ 凸面テープ付き(お好みカット)
私の人工肛門は陥没気味なので、凸面のものを使用しています。
テープ付きなので、周りが剥がれてくることもなく、着け心地も好いです。
この面板の真ん中の穴を、人工肛門の形に合わせて切っておきます。
その面板を貼ってから、採便袋をつけます。
⑥ベルトをつけます
ホリスター オストミーベルト
人工肛門が陥没気味なので、ベルトをつけて面板を よりグッと押さえられます。
ベルトをしてると安心感もあります。
これで私の人工肛門の装具交換は完了です。
お金のこと
私が現在使用している面板と採便袋のお値段は
面板が1枚950円 採便袋が1枚380円なので、1回の交換で1330円かかります。
3日に1回の交換なので、月に13300円はかかります。
それと剥離剤や皮膚保護剤です。剥離剤と皮膚保護剤は1回買うと数か月もちます。
永久ストーマにしようかなと考えているところですが、私はストーマ造設時は一時的なストーマの予定だったので、全額自己負担です。
永久ストーマにしたらストーマ装具購入のための給付金がもらえます。
でも、8000円までしかでないようなので、自己負担はあります。
なるべく安いものを使うこともできるけど、24時間365日 体につけるものだし、私はお値段とか関係なく、快適にすごせるものを選びたいと思います。
それにね、装具を交換する時に いつも思うんです。
この装具のおかげで安心して快適にすごせるんだなぁ、美味しく食べられるんだなぁ
一度目の人工肛門の時より装具も進化していて快適で、日々研究してくれている人達がいるんだなぁ
それを使うことができるなんて、本当に有り難いなぁって。
困った時はストーマ外来へ
今の装具に落ち着くまでに何度かストーマ外来に行きました。
人工肛門の形や高さや便の状態は人それぞれだし、装具のメーカーや種類もたくさんあるので
自分に合う装具とケアをしていくことが大切だと思います。
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